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クリスチャン・トカチェフスキ クリスマス・ピアノリサイタル IV
ポーランド人の真の心を受け継ぎ今に伝えるピアニスト
2018年12月21日 (金)
開場 18:00 / 開演 18:30

 

多古ミュージックサロン第12回目となる冬のコンサートは、12月21日(金)、ポーランド人ピアニスト、クリスティアン・トカチェフスキ氏による多古町ですでに4回目となるピアノコンサートです。
 
トカチェフスキ氏は大きな体から、情熱的でありながら非常に繊細なディテールを紡ぎ出す演奏で、「ピアノの詩人」と称されるショパンの名曲の真髄を余すところなく伝えます。ポーランドで育まれてきた正統なピアノ演奏を若くして受け継ぎ、また自らの音楽性のルーツと語るロシア人作曲家の楽曲(今回はムソルグスキーの「展覧会の絵」を演奏予定)など、常に自身のピアノ技術と感情表現を最高の形で表現し、聴く者の心を掴みます。
 
現在トカチェフスキ氏は、ポーランドやアメリカ・コネチカット州のハートフォードで若く実力のある演奏家を発掘するピアノコンクールやマスタークラスを主催運営し、多くの若手ピアニストを世界中から呼び、未来のピアニストを育成する取り組みにさらに力を入れて活動されています。
  
今回はポーランドの国民的音楽として心から愛されているショパンのピアノ名曲を多く披露し、ロシア人作曲家ムソルグスキーによる「展覧会の絵」など、美しく力強い演奏を披露してくださることでしょう。 


演奏家紹介

クリスチャン・トカチェフスキー <ピアノ>

若くして「ポーランドのピアノの巨匠」と称されるクリスチャン・チェカフスキーは、1980年ポーランドのタルノフで生まれ、この地にあるパデレフスキー音楽学校で学んだ。その後、ワルシャワのショパン音楽アカデミー、ブロツワフ音楽アカデミーを経てハートフォード大学ハート・ スクールでオクサナ・ヤブロンスカヤに師事し、博士号を取得している。 チェカフスキーはアメリカ、アジア、ヨーロッパで精力的な演奏活動を行なっており、2007年4 月のニューヨーク、カーネギーホールへのデビューは衝撃的なものとなり、メディアにも大きく取り上げられた。
 
これまでにヨーロッパ・ピアノ・コンクール(イタリア)、アテネ、マドリッド、ニューヨークなど、数々の国際音楽コンクールに入賞している。ショパン・フェスティバルを中心に多くの音 楽祭に招待され、20ヶ国以上で演奏活動を行なう一方、ポーランド国立放送交響楽団、ブロツワフ・フィルハーモニー交響楽団を始めとする多くのオーケストラとも共演している。
 
また、アメリカ、ロシア、オーストリア、イタリアなど各国の国際音楽コンクールで審査員として活躍している。 現在、ポーランド音楽家協会SPAMのメンバーであり、アメリカ・ハートフォードでのショパン国際音楽コンクール審査委員長、コネチカット・ショパン協会の会長もつとめる。

演奏曲目:

<フレデリック・ショパン>
1. ノクターン 第13 番 ハ短調 作品48-1
2. バラード 第1 番 ト短調 作品23
3. アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22
4. ポロネーズ 第6 番 変イ長調 作品53「英雄ポロネーズ」
5. 4 つのマズルカ 作品17-1 から17-4

<モデスト・ムソルグスキー>
6. ピアノ組曲 << 展覧会の絵 >>
第 1 プロムナード
i. 小人< グノーム>
第 2 プロムナード
ii. 古城
第 3 プロムナード
iii. テュイルリーの庭 - 遊びの後の子供たちの口げんか
iv. ビドロ- 牛車
第 4 プロムナード
v. 卵の殻をつけたヒナの踊り
vi. サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ
第 5 プロムナード
viii. カタコンベ- ローマ時代の墓
xi. 鶏の足の上に建つ小屋 - バーバ・ヤガー
vii. リモージュの市場
viii. カタコンベ- ローマ時代の墓
死せる言葉による死者への呼びかけ
xi. 鶏の足の上に建つ小屋 - バーバ・ヤガー
x. キエフの大門