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クリスチャン・トカチェフスキ クリスマス・ピアノリサイタル III
ピアニズムの限界へ飽くなき挑戦を続ける、力強さと繊細さを兼ね備えたポーランド人ピアニスト
2016年12月10日 (土)
開場 14:00 / 開演 14:30

多古ミュージックサロン第11回目となる冬のコンサートは、12月10日(土)、ポーランド人ピアニスト、クリスティアン・トカチェフスキ氏による多古町で3回目となるピアノコンサートです。
 
トカチェフスキ氏は大きな体から、情熱的でありながら非常に繊細なディテールを紡ぎ出す演奏で、「ピアノの詩人」と称されるショパンの名曲の真髄を余すところなく伝えます。ポーランドで育まれてきた正統なピアノ演奏を若くして受け継ぎ、また自らの音楽性のルーツと語るロシア人作曲家の楽曲(今回はムソルグスキーの「展覧会の絵」を演奏予定)など、常に自身のピアノ技術と感情表現を最高の形で表現し、聴く者の心を掴みます。
 
現在トカチェフスキ氏は、ポーランドやアメリカ・コネチカット州のハートフォードで若く実力のある演奏家を発掘するピアノコンクールやマスタークラスを主催運営し、多くの若手ピアニストを世界中から呼び、未来のピアニストを育成する取り組みにさらに力を入れて活動されています。
  
今回はトカチェフスキ氏が心の拠り所とするショパンのピアノ名曲と共に、氏が力を入れているロシア人作曲家の楽曲--ラフマニノフによる壮大なピアノソナタと、演奏難度の非常に高い楽曲で知られるバラキエフの東洋幻想曲「イスラメイ」など、力強く壮大な演奏を披露してくださいます。


演奏家紹介

クリスチャン・トカチェフスキー <ピアノ>

若くして「ポーランドのピアノの巨匠」と称されるクリスチャン・チェカフスキーは、1980年ポーランドのタルノフで生まれ、この地にあるパデレフスキー音楽学校で学んだ。その後、ワルシャワのショパン音楽アカデミー、ブロツワフ音楽アカデミーを経てハートフォード大学ハート・ スクールでオクサナ・ヤブロンスカヤに師事し、博士号を取得している。 チェカフスキーはアメリカ、アジア、ヨーロッパで精力的な演奏活動を行なっており、2007年4 月のニューヨーク、カーネギーホールへのデビューは衝撃的なものとなり、メディアにも大きく取り上げられた。
 
これまでにヨーロッパ・ピアノ・コンクール(イタリア)、アテネ、マドリッド、ニューヨークなど、数々の国際音楽コンクールに入賞している。ショパン・フェスティバルを中心に多くの音 楽祭に招待され、20ヶ国以上で演奏活動を行なう一方、ポーランド国立放送交響楽団、ブロツワフ・フィルハーモニー交響楽団を始めとする多くのオーケストラとも共演している。
 
また、アメリカ、ロシア、オーストリア、イタリアなど各国の国際音楽コンクールで審査員として活躍している。 現在、ポーランド音楽家協会SPAMのメンバーであり、アメリカ・ハートフォードでのショパン国際音楽コンクール審査委員長、コネチカット・ショパン協会の会長もつとめる。

演奏曲目:

<フレデリック・ショパン>
1.  ノクターン 第13 番 ハ短調 作品48-1
2.  バラード 第1 番 ト短調 作品23
3.  4つのマズルカ 作品17-1 から17-4
4.  アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22
 
        〜休憩〜
 
<フレデリック・ショパン>
5.  スケルツォ 第4番  ホ長調  作品54
 
<セルゲイ・ラフマニノフ>
6. ピアノソナタ第2 番 変ロ短調 作品36

ミリイ・バラキレフ
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