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彩 愛玲 & クリストファー・ハーディ
〜 ハープ & パーカッション デュオコンサート 〜
2014年3月15日 (土) 開場 14:00 / 開演 14:30

 

 

台湾にルーツを持つハープ奏者 彩 愛玲(さい あいりん)と、ノルウェーにルーツを持つパーカッション奏者 クリストファー・ハーディの異色のコラボレーション。
 
中東を境に、シルクロードを西へ東へ進み発展を遂げ、クラシック音楽の楽器たちのルーツとなったこの二つの楽器。古楽である13世紀スペインとイスラムの文化交流の場アンダルシアで生まれた「聖母マリアの頌歌 カンティガ」や、アメリカ人現代作曲家で東南アジアの民族音楽に造詣深いルーハリソンのエキゾチックな小品集、グリーンスリーヴスやロンドンデリーなど、皆さんがよくご存知の曲を含むイギリス民謡、アイルランド民謡、スコットランド民謡などのケルト音楽を、ハープソロも入れつつ、また楽器の解説も交えて演奏します。

ハープとパーカッションによる異色のコラボレーションをお楽しみ下さい。

 

演奏家紹介

彩 愛玲 Ailing Sai <ハープ>

国立音楽大学卒業。東京芸術大学別科修了。篠崎史子氏に師事。在学中コンピューター音楽に取り組み、中国、スウェーデンにてICMC 国際コンピューター音楽会議にソリストとしてするなど国内外で活躍。2004 年MIT 発刊「Cmputer Music Journal」に演奏を収録。
2007年キングレコードよりCD「 花一輪」をリリース。翌年、東京文化会館にて初リサイタル。( 東京音協主催)
お話を交えたコンサートが好評を得るほか、JFW 東京コレクション、美術館での演奏、画家、朗読など異ジャンルとのコラボレーションを積極的に行う。2010年CD「 Rebirth」リリース。ハープのルーツを辿り銀座ヤマハホールにてシリア人作曲家M. ジャンダリ氏の作品を日本初演。ドキュメンタリー映画「呉さんの包丁」「老兵挽歌」( 林雅行監督) にてテーマ音楽を作曲・演奏。2013 年、中東打楽器のスペシャリスト、クリストファー・ハーディ氏とのCD「Light of theAncients」をリリース。ジャンルを越えハープの音世界とルーツを探求している。
 
公式ホームページ: 彩 愛玲 オフィシャルホームページ


クリストファー・ハーディ Christopher Hardy <パーカッション>

アメリカ出身。1989 年より日本を拠点に活躍。西洋打楽器の基礎をバックグランドに持ちつつ、中近東、北アフリカ、西アフリカやラテンの代表的打楽器であるハンドドラムのスペシャリストとして高い評価を得ている。その活動はルネッサンス音楽からジャズ、R&B、ヒップホップ、ポップ、現代~ワールドミュージックなどと広く通用する語法を備え、独自の打の創造に満ちたアプローチを織り成している。これまで渡辺香津美、山下洋輔、本條秀太郎、林英哲、観世英夫、宮本文昭、尾上松禄、谷川俊太郎、加藤和彦、本田美奈子などと共演し、ジャンルを超えて幅広く活動している。ビクターよりリリースされたソロCD・DVD「タッチ」をリリース、月刊ステレオ誌発表により最優秀録音賞第1位となり同時にアメリカ発売。また自身のプロデュースによるワールド・ミュージック・グループ「Tokyo Groove Alliance」を率いて活動するほか、近年はハープ奏者彩愛玲氏とプリミティブな音世界も展開中。洗足学園大学非常勤講師。シルク・ドゥ・ソレイユ「ZED」のミュージシャンとしてステージに参加。CD・DVD 制作、演劇、朗読劇、フィルム音楽などにも積極的に取り組み、創作的なサウンドを展開している。

公式ホームページ: クリストファー・ハーディ オフィシャルホームページ

>演奏曲目>

ケルト音楽曲集: イギリス民謡、アイルランド民謡、スコットランド民謡から
アンダルシアの古楽:13世紀スペインとイスラムの文化交流から
アメリカ人現代作曲家 ルーハリソンの楽曲:東南アジアの民族音楽から

彩 愛玲 & クリストファー・ハーディ ハープ & パーカッション デュオコンサート

コンサートでは、中世の香りや中東の雰囲気を漂わせる演奏の合間にお二人がユニークな楽器の紹介を取り混ぜ、美しい音楽と和やかなトークで聴衆を魅了しました。
再び多古町を訪れていただけるようお願いをして、名残を惜しみつつお二人を見送りました。