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ラテンミュージックフェスタ in TAKO 2022 
ボリビアとフォルクローレ コンサート
2022年4月24日 (日) :コロナの影響により2月6日から延期
開場 13:30 / 開演 14:30

 
今回の多古ミュージックサロンコンサートは、いつもとは雰囲気がガラッと変わった、南米アンデスのインディオの間で受け継がれてきたフォルクローレ(民族音楽)と、ボリビアのダンスをお届けします。
ボリビア出身で現在は日本を中心に活躍するミュージシャン2人と日本人2人からなるフォルクローレグループのGrupo Mi Bolivia(”グルポ・ミ・ボリビア”)と、ボリビア出身のダンサー、ゼノビア・ママニさん率いるダンスグループ、ZENOVIA MAMANI & BOLIVIA DANCE COMPANY (”ゼノビア・ママニ & ボリビア・ダンスカンパニー”)を多古町に迎え、どこか懐かしい、一度は耳にしたことのあるフォルクローレと、サンバの熱気に溢れたダンスをお楽しみ下さい。

演奏家・パフォーマー紹介

Grupo Mi Bolivia   ”グルポ・ミ・ボリビア”  <フォルクローレ音楽>


ボリビア人アーティストのルイス・カルロス・セベリッチとフェルナンド・トリコ、そして桑原健一と岡田浩安の四人が2008年8月結成、ボリビア独立記念日"Bolivia de Fiesta"でデビュー。
ルイス・カルロスは 1983 年から、フェル ナンドは 1993 年から日本で活躍。日本人メンバー 2 人も日本を代表するフォ ルクローレ奏者として CD をリリースするなど幅広い活動を行なっている。

<メンバー紹介>

ルイス・カルロス・セベリッチ

ヴォーカル、ギター、チャランゴ担当。ボリビア・バージェグランデ生まれ。1969年からアルゼンチンを拠点に活動し爆発的人気を博す。1979年、アルゼンチンタンゴの巨匠「オズバルド・プグリエーセ楽団」と共演し、同年ゴールドディスク賞を受賞。1983年、活動の場を日本に移し日本初のフォルクローレグループ「カンタティ」を結成、日本でのフォルクローレ演奏家の誕生に大きな影響を与える。NHKスペイン語講座をはじめ、TV、ラジオ、CMに数多く出演。2000年にはサッカーキリンカップ日本代表対ボリビア代表の試合で祖国の国歌を独唱するなど幅広く活動している。


フェルナンド・トリコ

ケーナ、サンポーニャ、ボンボ担当。ボリビア・ラ・パス生まれ。12歳の時、初めてケーナとサンポーニャに触れる。1978年「RAICES DE AMERICA」に加入し、初レコーディング。1980年、ブラジルで「WINAY MARKA」に加入、その後「SON DE LOS ANDES」を結成しレコーディングやコンサート活動を行う。1993年、木下尊惇との出会いをきっかけに日本での音楽活動を開始、木下氏や「GRUPO MI BOLIVIA」と共にコンサート活動を行うかたわら、SBS学苑や中日新聞センターでフォルクローレやケーナ、サンポーニャといった楽器を教えている。


岡田 浩安

ケーナ、サンポーニャ、ボンボ担当。1969年生まれ、静岡県出身。12才のときにアンデスの音楽フォルクローレに出会いケーナを始める。日本を代表するフォルクローレグループ「MAYA」の1987年創立以来のメンバー。さまざまなジャンルのアーティストとの共演からフリーの即興演奏まで幅広く活動している。これまで4枚のソロアルバム、その他10枚以上のアルバムをリリース。日本では数少ないサンポーニャ・ケーナ奏者としてコンサート活動を行う一方、南こうせつや島倉千代子、KOKIAらのレコーディングへ参加。音楽プロデュース、サンポーニャ等の楽器のワークショップなど幅広く活動しいる。葦工房、balsitaレーベル主宰。


桑原 健一

チャランゴ担当。TOYO草薙氏に出会いチャランゴを始める。ボリビアでサウル・カジェーハス、アルフレド・コカに師事。 現地在住日本人で「ワイラ・ハポナンデス」を結成。自身のコミックバンド「チュパイチャキス」や、フォルクローレオーケストラ「ムシカ・デ・マエストロス」などで活動。2017年にはアイキレ国際チャランゴコンクール金賞受賞。2018年12月に帰国し、2ndソロアルバム「desde La Paz」を発表。アニメ「ゆるキャン△SEASON2」の劇伴参加や、織田哲郎氏のライブに参加するなど活動の幅を広げている。現在は東京リャマ計画、ソロ奏者としての活動の他、チャランゴ系YouTuberとしても活動中。

ZENOVIA MAMANI & BOLIVIA DANCE COMPANY ”ゼノビア・ママニ & ボリビア・ダンスカンパニー”  <ダンス>


セノビア・ママニ

セノビア・ママニはボリビアの首都ラ・パス出身。14歳から本格的に舞踊と演劇を学び、ボリビア国立民族舞踊団に入団する。その後私設舞踊団エンブルホ・アンディーノを結成、フォルクローレダンサーの第一人者として活躍。南米三大カーニバルのひとつ「オルロのカーニバル」や「グラン・ポデール祭(ラ・パス)」などに参加。現在は自身がショーに出演する一方で、東京を拠点に日本におけるボリビア舞踊の普及をライフワークとして活動。芸術性の高い振付けの考案・指導、舞台演出を通して本場のボリビアフォルクローレダンスを日本人ダンサーに伝え、育成に励んでいる。
 
ボリビア・ダンスカンパニーは、日本でのボリビア舞踊の普及を目的として、2006年末にセノビア・ママニにより設立され。ボリビアのフォルクローレをこよなく愛するメンバーが集結し、本場ボリビアフォルクローレダンスを広めている。今回はその中でも10人のダンサーがステージ上で素敵な踊りを魅せる。

< フォルクローレ演奏で使用する楽器 >


[チャランゴ]

アンデスのフォルクローレは、チャランゴを抜きに語ることはできません。スペインが侵略するまで南アメリカには弦楽器がなかったと言われています。17 世紀頃、スペインから渡って来たギターがアンデスの山間で見事に変身を遂げ、チャランゴが誕生しました。旧世界の文化侵略をつつみ込み、飲み込んでしまっ た南アメリカ...その混血文化を象徴するか のようなチャランゴ。5 コース 10 弦をもつ 小さな身体から紡ぎ出される虹のような音 色は、今では南アメリカのみならず世界中で こよなく愛されています。

[ケーナ]

アンデスの楽器を代表するケーナは、世界中に知られているたて笛です。ビエントスとは「風」を意 味し、ケーナやサン ポーニャなどの笛類をこう呼びます。ケーナの歴史は古く、神
秘的な伝説やロマンティックな言い伝えに彩られています。伝統的なものはカーニャ (芦類の植物)やバンブーに7つの穴を開けただけの尺八タイプの素朴な笛で、南アメリカの多くの音楽家によって数々のケーナの名曲が作られています。現在増えているのは豊かな音量と安定した音色の木管で、カーニャ材が減少していることも影響しています。

[サンポーニャ]

インカ以前の古い文化の時代から人々に吹き継がれてきたのが「ビエントス= 風」と呼ばれるに相応しい音色を持つサンポーニャです。カーニャという芦を節から切り、長さの異なる管を音階順に並べた、素朴な楽器です。このようなパンパイプ(ギリシア神話の牧神パンの笛)は世界各地にありますが、一方をド・ミ・ソ、もう一方をレ・ファ・ラ...と2列に分けて、2人1組でひとつの曲を吹くという奏法は、アンデス音楽独特のものです。標準的なサイズで大半の曲は演奏できますが、小さなサイズの高音用や中低音用、低音用などを加えると、厚みのある合奏をすることができます。

主催:多古町観光まちづくり機構 NPO 法人 多古インターナショナル・ミュージックプロモーション
共催:多古町教育委員会   
後援:多古町  駐日ボリビア多民族国大使館  JICA  IEO 国際交流団体    
協力:千葉県立多古高等学校  アンデスの家ボリビア

ボリビアでの活動歴のある元青年海外協力隊による JICA ブース等も出店予定です。